暮らしにスパイス

『松屋のカレーをリスペクトする理由』

カレーマニアがチェーン店の中で最も評価しているのが松屋のカレーかと思います。
余談ですが以前、わたしが一人で松屋に入ると隣の席にいた小柄なおばあさんがぺろりと一皿平らげて、店員に美味しいね!と声をかけながらお代わりしたのを目撃したことがあります。

定期的にカレーの形を変えてバージョンアップすることを怠らない松屋ですが90年代後半あたりからその美味しさが話題にのぼるようになったと記憶しています。

その頃、確か日テレ系の「スーパーテレビ」、もしくはそれに似た情報番組で松屋のメニュー開発が取り上げられていました。

内容はよくあるパターンのやつで、
社長から新メニューの命令

開発する

1回目の社長プレゼン
社長にボロカス言われる開発部

作り直し(ここで試行錯誤・努力のアピール)

2回目の社長プレゼン
社長、絶賛

○月○日に販売開始!のプロモーション

という流れだったかと思います。

その中に出てきた開発部の部長にあたる人すごく魅力的でした。
社長プレゼンでサンドバック状態でダメ出しを喰らい、頭ボサボサで疲労困ぱいの表情。知らない人が見ればこの人大丈夫なのだろうかと心配になってしまうんですが、実はこの人は有名ホテルの料理長だったらしいのです。なのに全然偉そうにしていないところにとても好感を持ちました。そして、松屋の味を劇的に美味しくしたのはおそらくこの人の影響がかなり大きいのではないかと思ってます。
社長の舌を評価する説もありますが、番組を見る限りは経営者と開発部の関係は他の会社と同じで社長に特別なものは感じませんでした。だいたいの経営者は開発部に抽象的なオーダーをするわけで、提案をボツにされないように社長の好みのツボをおさえながら自分の思う「美味い」を実現させるのが優秀な開発部なのです。素人の発注にプロが上手に答えるというのはデザインなど他の業種でも同じですので想像がつくと思います。

この番組から20年以上経ちますので今はどんな体制で開発が行われているかは分かりません。当時50歳ぐらいに見えたのでもう部長は現役ではないような気もします。(やつれて見えていたのでもしかしたら40代だったかも?)

私自身は2000年代初頭のヘルシーチキンカレーがあった頃のカレーの味が大好きで週3ぐらいで通ってました。

以上、なぐり書きブログでした。