暮らしにスパイス

『スパイスはこわくない』

昔はなかなか手に入れるのが難しかったスパイスも2010年代に入りスーパーやネットショップなどで簡単に購入できるようになりました。
それまでは、東急ハンズ(中でもスパイスを取り扱っていた大型店舗)や外国人が比較的多い街の食材屋さんに足繁く通うぐらいしか一般人は入手できなかったです。
今ではよくスパイスカレーにカスリメティがパラパラと振りかけられてますが、それも2010年代以降に一気に流行った印象です。

クミンやシナモンを使えば普段作っている家庭料理も本格的な料理に変わりそうな気がして好奇心からついつい買ってしまうのですが、結局ほとんど使わないままキッチンの影に追いやられいつしか忘れられる存在です。

そうなってしまうのはきっとどのスパイスがどんな用途に合うのかがわからないのが原因なのだと思います。

スパイスと聞くとクミンやシナモン、カルダモンなどを思い浮かべるかもしれませんが、例えば、にんにくや生姜もスパイスです。

でも、にんにくや生姜は普段料理する人なら牛肉を炒めるからにんにく使おうとか煮魚には生姜がいるなとかだいたいどんな料理に使えばいいか想像がつきます。
だから、あまり使わずに残るということもありません。

なぜ、そうなってしまうのか?

それは、それぞれのスパイスの味や香りを知らないからです。
是非、スパイスを購入したらかじってみてください。
初めは馴染みのないスパイスをかじるのはこわくて勇気がいるかもしれませんが、一つ一つの味や香り、特徴を知ることでブレンドした時の組み合わせも想像できたりします。
意外かもしれませんが、例えばにんにくや生姜、山椒などもスパイスなのです。日本でも馴染みのあるこれらのスパイスの味や香りは皆さん子供の頃から当たり前のように知っています。だからどんな料理に合うのかが想像できるのです。

かじるのは少しの量で大丈夫です。
例えば、にんにくをがぶりとかじってしまったらどんなことになるかは想像がつくと思います。スパイスによってはかじってみると思ったより甘かったり、辛かったり、すごく苦かったり、強い香りが鼻を抜けたり様々な表情を見せてくれます。

まずはこれがスパイスの基礎、はじめの一歩となります。
ですから、まずはこわがらずスパイスをかじってみてください。